2013年04月29日

ありがたいお客様!

最近、遠方からご注文においでになるお客様が増えています。
おもに額装のお客様ですが、ネットをご覧になって
評判をお聞きになって、県外からわざわざ足をお運びくださいます。

先日も都内からお越し頂き、絵皿を入れる額縁のご注文を頂きました。

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さる著名な漫画家の描かれた絵皿です。
新店舗に飾られると言うことで、
垢抜けた配色の額装をお選び頂き、
作業完成後にお送りさせて頂きました。

最近は、地方の画材店や額縁店がやめてゆくので、
お困りの方が多い様子。
また、納得のいく品物やサービスを手に入れる為には
多少の移動は厭わない、パワフルな方が増えているのかも知れません。

遠方からのご注文は、修理等で戻る可能性が少ないので
経年変化への対策なども考慮しながら、いっそう丁寧に作業しています。

おそらくこれからも、ますます増えてゆくと予想していますが、
お店を支えて下さるお客様が高齢化を迎えている中で
ほんとうに有り難い現象です。

お皿の額装はこちらでご案内しています

posted by shiro at 13:52| 額装

2013年04月22日

刺激を受けています!


西麻布のMario i Sentieri
TVで活躍中のマリオのお店に
お客様からのオファーで、作品の取り付けに伺っています。

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真っ黒な内装、シルバーの厨房や食器類、雰囲気のある照明
イタリア人のセンス溢れる高級感たっぷりなお店です。

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店内に掛ける額縁のご注文を頂いた時には
お店の空気をいっぱい吸い込んで、
歳と共に動きの鈍った脳の隅々まで
その場の緊張感を詰め込んで帰ります。

店に戻り、お客様の水彩画や油絵に囲まれた業務に戻ると
額装のイメージが狂ってしまうからです。

マリオのお店の仕事を頂くと、
額装というのは、単に作品に合わせるだけでなく
インテリアに合わせることが大切!
と言う当たり前のことを再確認させられます。
また、さまざまなインテリア感覚にマッチするフレームを
チェックする必要性を感じさせられます。
そういった意味で、とても刺激的な仕事で大切にしています。

ところでお料理もとても美味しいそうです。
まだ一度もチャンスがないので、何かの記念日にでも・・・。
夜はセレブが集まる場所のようなので、私の場合まずはランチから。

食通の方は、ぜひ訪ねてご覧になっては如何でしょうか。

http://mario-frittoli.com/


posted by shiro at 19:23| 額装

2013年03月09日

最近、とても神経を使った仕事!

4週間掛かった作業が終わり、無事納品を済ませました。
須田剋太作、犬養道子「日本人の記録 犬養木堂」の挿絵
約250枚を額装する仕事です。

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須田さんは隣の旧吹上町出身で、旧制熊谷中学出身の著名な画家です。
私どもの店の向かいに有った酒屋の女将さんが実の姉さんだったり
同年代だった父とも面識があったりと、ご縁のある方でした。
私も何度かお会いしたことがあって、
ジーンズのツナギとおかっぱ頭、天真爛漫な風貌が魅力的な方でした。

額装させて頂いたのは、毎日新聞に1年間連載された作品の挿絵で、
コラージュが多く、自由奔放な作風で、
人物の頭や足が画面からはみ出していたりします。

一枚ずつ作品を確かめながら、
マットで覆っても良い部分、はみ出した部位を尊重しなければいけない作品と、
考えながらの作業です。当然、全てのマットサイズが異なる結果となりました。

奔放で力強い画風でありながら、貼り合わせた紙の透け具合で下の絵柄を表現したり
マスキングの後、スパッタリングをしてある部分がとても綺麗だったり
岩絵の具を使った下塗りの綺麗さなど、
非常に繊細な感覚をお持ちの方だったようにうかがわれます。

ある作風が暫く続くと、次には異なった作風になったりと移り変わっていき
何枚かをまとめながら描かれたものかと思いながら、興味深く作業をさせて頂きました。
この様な仕事は神経を使いますが、とても楽しくて疲れ知らずで作業が進みます。

こちらの原画展は、平成25年4月1日(月)〜14日(日)の期間、
鴻巣市市民活動センター 会議室 A・B(エルミこうのすアネックス3階)
で開催されます。
司馬遼太郎の「かいどうを行く」の原画に繋がってゆく作品展で
日本史としてご覧になっても興味深い作品です。
お近くの方は、ぜひ足をお運び下さい。




posted by shiro at 16:27| 額装